お風呂の浴槽をまたぐのが怖い!足が上がらないのは筋力だけの問題?【船橋市三咲】

「最近、お風呂の浴槽をまたぐのが大変になってきた」 「片足を上げると、ふらついてしまう」 「浴槽の縁に足が引っかかりそうで怖い」。 こんな変化を感じていませんか?
以前は何も考えずにできていたことが 少しずつ難しくなってきた。
そんなとき
多くの方は「年齢のせいかな」「脚の筋力が落ちたのかな」と考えると思います。
もちろん筋力の低下が関係していることもありますが
本当にそれだけが原因でしょうか?
私は
浴槽をまたぐ動作には身体のさまざまな機能が関係していると考えています。
今日は、お風呂の浴槽をまたぐ動作から
身体の変化と介護予防について考えてみたいと思います。

浴槽をまたぐ動作は、意外と難しい!
皆さん、普段何気なく行っている「浴槽をまたぐ」という動作。
実は、ただ脚を高く上げているだけではないんです。
例えば、右脚から浴槽に入るとしましょう。
まず左脚で身体を支え、右脚を持ち上げます。
そして浴槽の縁を越えて右脚を下ろし
体重を移動させながら反対側の脚も移動させます。
この一連の動作には、股関節・膝・足首の動きに加えて
体幹の安定性やバランス能力が必要になるんです。
つまり、浴槽をまたぐ力は
脚を上げる力と身体を支える力の組み合わせ!
しかも浴室は床が濡れて滑りやすい場所ですから
普段の床では問題なくできる動作でも、より慎重な動きが必要になります。
① 股関節は十分に動いていますか?
浴槽をまたぐためには、脚を持ち上げるだけでなく
股関節を曲げたり、必要に応じて外側へ動かしたりする必要があります。
しかし、股関節が硬くなっている方では、この動作が難しくなることも・・・
例えば、脚を持ち上げようとすると身体が大きく傾いたり
骨盤ごと持ち上げるような動きになったりする。
そんな状態になっていませんか?
股関節の動きが制限されていると、脚だけではなく
腰や骨盤を大きく動かして補おうとする場合があります。
脚が上がらないから太ももを鍛える。それだけで十分でしょうか?
筋力も大切ですが
そもそも股関節が必要な範囲まで動くのかを確認することも重要なんですよね。

② 片脚で身体を支えられますか?
次に確認したいのが、片脚で身体を支える力です。
浴槽をまたぐときは、片方の脚を持ち上げている間
もう片方の脚で身体を支える必要があります。
これは歩くときにも共通する大切な身体機能です。
歩行は左右の脚を交互に動かす運動ですが
その中には片脚で身体を支える瞬間があります。
つまり、片脚で身体を支える力は、浴槽をまたぐときだけでなく
普段の歩行にも関係しているんです。
ただし、ここで一つ注意してほしいことがあります。
それは、片足立ちができることと
安全に浴槽をまたげることは同じではないということ。
浴室では滑りやすさや段差の高さなども関係するため
身体の能力だけで安全を判断することはできないんです。

③ 身体の重心移動はできていますか?
浴槽をまたぐとき、私は脚の動きだけでなく
身体の重心移動にも注目したいと考えています。
右脚を上げるためには
左脚で身体を支えられる位置へ重心を移す必要があります。
そして右脚を下ろしたら、今度はそちらへ体重を移動させます。
この体重移動が不安定になると、身体が左右に大きく揺れたり
脚を出す途中で怖さを感じたりする場合があります。
ここで大切になるのが、股関節やお尻の筋肉、そして体幹の働き!
ただ筋力が強ければよいのではなく
必要なタイミングで身体を支えられること。
そして重心を移動させても、姿勢を保てることが重要なんです。
立っているだけのバランスと、動きながら姿勢を保つバランスは違います。
どうでしょうかね・・・普段何気なく行っている動作ですが
意外と多くの身体機能を使っていると思いませんか?
自宅でできる、身体の動きの確認と運動
では、どのようなことに取り組めばよいのか?
ここでは
股関節の動きと身体を支える力を意識する、簡単な運動をご紹介します。
どれも無理をせず、今の身体の状態に合わせて取り組んでみてください。
① 椅子に座って、片脚ずつ持ち上げる
まずは安定した椅子に座り
背中を無理に丸めずに片方の膝をゆっくり持ち上げてみましょう。左右それぞれ5回程度、痛みのない範囲で行ってください。
大切なのは、脚を高く上げることよりも
身体を大きく傾けずに動かせるかを確認することです。
股関節に痛みがある方は、無理に動かさないでくださいね。
② 立った状態で、左右へ体重を移動する
次は、安定した台に両手を添えて立ちます。
両足を床につけたまま、身体を左右にゆっくり移動させてみましょう。
右へ移動したときは右脚で
左へ移動したときは左脚で身体を支える感覚を確認します。
慌てず、小さな動きから始めてください。
ふらつく場合は無理をせず、運動を中止しましょう。
③ 状態に応じて、支えながら片脚を持ち上げる
安定した台に両手を添え、片方の足を床から少しだけ浮かせてみましょう。最初から片足立ち10秒を目指す必要はありません。安全に身体を支えられるかどうかを確認することが先です。
ここで注意していただきたいのは、これらの運動を濡れた浴室では行わないこと。必ず滑りにくい床の安全な場所で行ってください。転倒の不安が強い方は、一人で立位の練習をせず、専門家に相談してくださいね。
手すりを使うことと、身体の機能を維持すること
ここで、私が大切にしている考え方があります。
それは
安全を確保することと
自分の身体を使えるようにしておくことは
両立できるということです。
浴槽をまたぐことが不安定になっている方には
手すりや滑り止めなどの安全対策が必要になる場合があります。転
倒して大きなけがをしてしまっては
それこそ生活の自立が脅かされてしまいます。
一方で、安全対策をしたから身体を動かさなくてもよい
というわけではありません。
今の身体に必要な運動を続けて
股関節の動きや筋力、バランス能力をできる範囲で維持していくことも大切です。
安全を守りながら、自分でできることをできるだけ長く続けていく。
これこそ介護予防で大切にしたい考え方の一つだと感じています!

よくある質問
Q.浴槽をまたげなくなったのは、筋力低下が原因ですか?
筋力低下が関係している場合もありますが、それだけとは限りません。
股関節や膝の動き、バランス能力、痛み、浴槽の高さなども関係します。
一つの原因に決めつけず、身体の状態と生活環境の両方を確認することが大切です。
Q.片足立ちの練習をすれば、浴槽をまたぎやすくなりますか?
片足立ちはバランス能力を養う運動の一つです。
ただし、浴槽をまたぐ動作には股関節の可動性や重心移動なども必要になるため
片足立ちだけで十分とは限りません。
安全な環境で、身体の状態に応じた運動を組み合わせていきましょう。
Q.浴槽をまたぐのが怖い場合、どうすればよいですか?
まずは無理にまたがないことが大切です。
手すりや滑り止め、浴槽への出入りを補助する用具などを検討し
安全な入浴方法を確認しましょう。
痛みやふらつきが続く場合は、医療機関などで原因を確認してください。
特に急に脚の力が入らなくなったり、強いしびれが出たりした場合は
速やかな整形外科等の受診が必要です。
最後に|自分でお風呂に入れることも、大切な自立です
皆さんに一つ考えていただきたいことがあります。
5年後も、10年後も、今と同じように自分でお風呂に入りたいと思いませんか?
自分で洋服を着る。
トイレへ行く。
お風呂に入る。
買い物へ出かける。
普段は当たり前に行っていることですが
身体の機能が低下すると、少しずつ難しくなる場合があります。
私は、痛みを改善することだけがゴールではないと考えています。
その先にある、自分で動ける生活を守ること。それが大切なんです。
浴槽をまたぎにくくなった。それは、身体の変化に気づくきっかけかもしれません。
年齢だけを理由に諦めるのではなく
今の身体に何が起きているのかを確認してみませんか?
そして、必要な対策をできることから始めていきましょう。
船橋市三咲のA-style整体治療院/あきやま整骨院では
痛みだけでなく
股関節・膝・足首の動き、姿勢、筋力、バランス能力なども必要に応じて確認しています。
「最近、足が上がりにくくなった」
「ふらつきが気になる」「
これからも自分の足で歩き続けたい」。
そんな方は、お気軽にご相談ください。
A-style整体治療院/あきやま整骨院
院長 秋山雅教(柔道整復師)
千葉県船橋市三咲
三咲駅から徒歩約5分/完全予約制





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