「膝が痛いなら痩せて!」それってホント!?

「先生、整形外科で体重を落としなさいって言われました」
膝が痛い患者さんから、これ、本当によく聞きます。
「まず痩せましょう」
「体重が膝に負担をかけています」
確かに、それは分かります。
体重が増えれば
立ったり歩いたりするときに膝へかかる負担も大きくなります。
特に体重が多い方では、減量が膝の痛みや身体機能の改善につながることもあります。
日本整形外科学会の変形性膝関節症診療ガイドラインでも
体重減少は有用とされていますけども・・・
ただ、同時にその効果は「限定的」とも評価されています。
だから私は思うんです。
「痩せましょう」だけで終わって、本当にいいんですかね?って
それ言った先生 あなたの体を触ってくれました? 動きを見てくれましたか? それで
「体重を落としなさい」 とか 「運動不足ですね」 とか 「安静にしておいてください」
それしか言わない先生
どう思います?
その先生の言葉
信じちゃって良いのかな?
体重だけが原因?説明がつかないことあるよ
例えば
同じくらいの体重なのに
膝が痛い人もいれば
まったく痛くない人もいます。
あるいは
右膝だけ痛い。
左膝は全然平気。
という方もいます。
だったら……
それ、本当に体重だけなんですかね?
だって体重は、右脚にも左脚にもありますよね。
もっと言うと
痩せているのに膝が痛い方もたくさんいます。
もちろん体重は 膝の痛みの要因の一つ
ではありますよ!
でも
「膝が痛い=体重のせい」
と一言で終わらせるには
膝痛ってそんなに単純じゃないと思うんですけどね。
「5kg痩せてください」私は疑問です!
例えば
「あと5kg痩せましょう」
と言われたとします。
5kg落とす。
健康のためにも良いことだと思います。
でも、普通は今日明日で5kg落ちませんよね。
数か月かかるかもしれない。
その間
今痛い膝はどうするんでしょう?
何もしない?
痛み止め?
湿布?
サポーター?
痩せるまで待つ?
いやいや。
今の体で確認できること、まだありますよね。 しかも
5kg痩せたとします。
痛み、無くなっているかな??
股関節、ちゃんと使えているか?
膝は
膝だけで動いているわけではありません。
立ち上がる。
歩く。
階段を上る。
しゃがむ。
こうした動作では
股関節、膝、足首、体幹が一緒に働きます。
例えば股関節がうまく使えていない。
お尻の筋肉が働いていない。
すると、その分を膝が頑張って補うことがあります。
だったら
体重を減らすことだけではなく
股関節やお尻を使えるようにすることも必要ですよね?
足首が硬いまま歩いていませんか?
足首も大事です。
足首がうまく曲がらない。
体重を前へ移動できない。
すると
膝を内側へ入れたり、
体を横へ逃がしたり、
別の動きで補うことがあります。
そこへ毎日
何千歩という歩行が積み重なる。
この状態で
「体重が原因なので痩せてください」
だけで終わる。
それってどうなんですかね?
体重だけでなく
その体重を、どんな体の使い方で受け止めているのか
それが大事じゃないかな。
お尻や太ももの筋肉は働いていますか?
患者さんに分かりやすく
「サボり筋」
「頑張り筋」
という表現を使うことがあります。
例えば
本来働いてほしいお尻の筋肉がうまく使えていない。
これが「サボり筋」。
すると、その仕事を別の筋肉が引き受ける。
太ももの前側や膝周囲などが必要以上に頑張る。
こちらが「頑張り筋」。
この状態で
体重だけ落としても
サボり筋と頑張り筋の関係は変わりません。
だったら
サボり筋を働かせる。
頑張り筋の負担を減らす。
そこも一緒にやった方がいいですよね。
しかも
安静にして 5kg痩せた時点で あなたの筋力相当落ちていますよ・・・ 私の筋肉、返してください! って先生に言いましょう。
筋力は大事です。
立ち上がり方を確認したか?
膝が痛い方に
「ちょっと椅子から立ってみてください」
とお願いすると
人によって全然違います。
膝が内側へ入る。
体を片側へ逃がす。
膝だけで立とうとする。
手を強く使う。
痛くない方の脚ばかり使う。
こうしたクセが見つかることがあります。
これも
体重計に乗っただけでは分かりません。
もっというと
レントゲン検査だけでは一生わかりません。
まさか
痩せた方が良いって言った先生
レントゲン検査の写真しか見ていない
なんてことありませんよね?

歩き方はどうでしょう?
膝が痛い期間が長くなると
人は自然とかばった体の使い方になります。
歩幅が狭くなる。
膝を曲げたまま歩く。
片側へ体が傾く。
足を引きずる。
痛い脚へ体重を乗せなくなる。
これが何か月も続けば、
筋力やバランスも変わります。
そして
「膝が痛いから歩かない」
となる。
↓
筋力が落ちる。
↓
ますます歩きにくくなる。
↓
活動量が減る。
↓
体重も落としにくくなる。 あ~あ・・・ もう簡単には良くならない体が完成してしまいました。 これ良くしていくの 大変ですよ。 通院も時間も努力も
必要になっちゃう。 これ放置すると どんどん体が歪んで シルバーカーに頼りっきりの生活 人工関節の手術が待っているか 介護のお世話になってしまう 行動範囲は自宅と近所のスーパー
こうなってしまうから要注意・・・
「痩せてから運動しましょう」じゃダメ!
膝が痛い。
だから運動できない。
運動できないから体重が落ちない。
体重が落ちないから
「膝が痛いのは体重のせいです」
と言われる。
これでは
いつ動き始めればいいんでしょう?
もちろん
痛みを我慢して無理に運動してくださいという意味ではありません。
今の状態に合った運動を選ぶ。
できる範囲から始める。
この考え方が大切!! 大変重要!! ホントに!!
変形性膝関節症では
個人に合わせた筋力訓練などの運動療法は
体重管理と並ぶ中心的な治療の一つです。
そういう科学的根拠、エビデンスが出ています。
つまり
「まず痩せて、それから体を動かす」が正解ではありません。 とにかく痛みが無くなるまで安静にして過ごす!は間違い
体重を落としましょう!は、見当違い
体を動かしながら
必要なら体重管理も一緒にする。
その方が現実的だと思いませんか?
体重を減らすことにも、意味があります
ここは誤解しないでください。
私は
「膝が痛くても体重なんて関係ありません」
と言っているわけではありません。
体重が多い方なら
膝だけでなく
血圧や血糖、心臓、体力などを考えても
適正な体重を目指すことには大きな意味があります。
変形性膝関節症では 過体重や肥満がある方の減量は
痛みや身体機能、生活の質の改善に役立つことが示されています。
だから
痩せることもやる。
そして
膝の機能を変えることもやる。
この両方でいいんじゃないでしょうか。
疑問なのは「痩せましょう」で診察が終わること
「膝が痛いです」
↓
「体重を落としましょう」
↓
湿布。
痛み止め。
↓
「また痛かったら来てください」
……それだけ?
私はそこに疑問を感じます。
股関節は?
足首は?
筋力は?
膝は伸びていますか?
立ち上がり方は?
歩き方は?
バランスは?
まだ見るところ、たくさんありませんか?
「体重を落とすこと」が目的になっていませんか?
ここも大事です。
何のために痩せるんでしょう?
体重計の数字を減らすため?
違いますよね。
本当にやりたいのは、
膝の負担を減らす。
歩きやすくなる。
階段を使える。
買い物へ行ける。
旅行に行ける。
自分の足で生活できる。
そういうことじゃないでしょうか。
だったら、
体重を落とすことは“目的”ではなく、そのための“手段の一つ”です。
ここを逆にしてはいけないと思います。
たまにいらっしゃいます。
高齢者なのに
痩せようと、食べることを制限する方・・・
え、筋力落ちますって。
ますます動けなくなりますって・・・
A-style整体治療院では「体重だけ」を見ません
船橋市三咲のA-style整体治療院/あきやま整骨院では
膝痛(変形性膝関節症)の方に対して
膝の動き
股関節
足首
お尻・太ももの筋力
サボり筋・頑張り筋
立ち上がり
片足で支える力
バランス
歩き方
階段動作
などを確認します。
膝へ負担がかかっているなら
「何kgあるか」ではなく、「その体をどう使って動いているか」
を見る。
そして必要なら
施術をする。
動かしにくい関節を動かす。
サボり筋を働かせる。
頑張り筋の負担を減らす。
実際に立つ。
歩く。
そしてもう一度確認する。
そうやって、
膝だけに負担が集中しにくい体
を目指します。
「痩せましょう」それだけですか?
今回一番伝えたいのは、ここです。
整形外科で
「体重を落としてください」
と言われた。
それ自体は間違いとは言わないけど それだけ?ってこと。
体重の話だけで終わらせないでほしいんです。
「体重以外に、私の膝へ負担をかけているものはありませんか?」
「筋力はどうでしょう?」
「股関節や足首は?」
「今できる運動は?」
「歩き方は大丈夫ですか?」
ぜひ聞いてみてください。
そして
「5kg痩せるまで待つ」のではなく
今日から変えられるところを探してほしい。
体重を整える。
筋力を戻す。
関節を動かす。
歩き方を変える。
どれか一つではなく、必要なものを組み合わせる。
膝を良くしたいんですよね?
だったら、体重計だけではなく
あなたの体全体を見てみましょう(^^♪
船橋市・三咲周辺で
「膝が痛くて整形外科で痩せるように言われた」
「体重を落としているけれど膝痛が変わらない」
「階段や立ち上がりがつらい」
「膝だけでなく歩き方まで見てほしい」 「膝に水が溜まっている」
「なんども膝の水を抜いてもらっている」
「ひざの注射を打っている」
という方は、A-style整体治療院/あきやま整骨院へご相談ください。
体重はひざの痛みの原因ではない! 要因の一つなだけ。
膝の痛みは、体重だけの話ではありません。
今の体でできることから、一緒に始めていきましょう(^^♪





コメント