注意!その体操、何のためにやっていますか?
- 8 分前
- 読了時間: 7分

患者さんから、よくこんな話を聞きます。
「先生、私この体操を毎日やっているんです!」
「テレビで良いって言っていたので続けています」
「友達から教えてもらって、毎朝やっています」
一生懸命続けている。
これは、とても良いことです! 「お~!それは良いですね!ちょっと見せてください!」 なるほど・・・
そこで私が
「ちなみに、その体操は何のためにやっているんですか?」
と聞くと……
「えっ?」 「どこに効いているかも分からない」
「体に良いって聞いたから……」
「何のためと言われると、分からないです」
という方が本当に多いんです。
ここで一度考えてみてください。
その体操、何を変えるためにやっていますか?
「毎日体操している=必要な運動ができている」ではない

運動を続けることは大切です。
しかし、運動にはそれぞれ目的があります。
例えば
筋力をつける運動
関節を動かしやすくする運動
筋肉を伸ばすストレッチ
バランス能力を高める運動
持久力を高める運動
姿勢を保つための運動
歩く力を高める運動
では、内容が違います。
それなのに
「健康に良いらしい」
という理由だけで、毎日同じ運動を続けている方が少なくありません。
悪い運動という意味ではありません。
問題なのは
自分が改善したいことと
やっている運動の目的が合っているか分からないまま続けていること
です。
足腰を強くしたいのに「伸ばしているだけ」?
例えば
「最近、足腰が弱ってきたので体操しています」
という方。
実際にやっている運動を見せてもらうと
ゆっくり筋肉を伸ばしているだけ、ということがあります。
ストレッチには、筋肉や関節を動かしやすくする目的があります。
しかし
筋肉を伸ばしているだけで
十分な筋力トレーニングになっているとは限りません。
足腰を強くしたいのであれば
筋肉に適切な負荷をかける。
立ち上がる。
体を支える。
段差を上る。
といった「力を出す運動」も必要になります。
目的が筋力アップなのに、手段がストレッチだけ。
これでは、目的と手段が合っていません。
転倒予防は「筋トレだけ」でも足りない!?

反対に
「転ばないように筋トレしています!」
という方もいます。
もちろん筋力は大切です。
でも転倒予防に必要なのは、筋力だけではありません。
片足で体を支える力
体重移動
方向転換
足を一歩出す反応
足首や股関節の動き
バランス能力
なども関係します。
スクワットをたくさんできても
片足立ちで大きくふらついたり
方向転換でよろけたりするなら、別の練習が必要かもしれません。
つまり
「転倒予防=筋トレ」でもない
ということです。
姿勢を良くしたいのに、姿勢を固めていませんか?
「猫背にならないように、この体操をしています」
と、胸を張ったり、肩甲骨を強く寄せる運動ばかりしている方もいます。
しかし、姿勢で大切なのは
一つの形に固めることではなく、必要に応じて体を動かせること。
背骨が硬い。
股関節が動かない。
体幹が安定しない。
それなのに「胸を張る」だけを繰り返しても
腰を反って代償しているだけ、ということもあります。
姿勢を改善したいなら
「見た目をまっすぐにする体操」
だけでなく、
背骨・股関節・肩甲骨などが動ける体をつくること
も大切です。
「痛みを取る体操」と「体を強くする運動」は同じ?
ここも非常に多いです。
「腰が痛いので、この体操を毎日やっています」
「膝が痛いから、このストレッチをしています」
その運動が
痛みを軽減する目的なのか。
関節を動かすためなのか。
筋力をつけるためなのか。
再発しにくい体をつくるためなのか。
ここが曖昧なまま
「とりあえず毎日」
になっています。
しかし、体の状態は変わります。
痛みが強い時期に必要な運動と
痛みが落ち着いた後に必要な運動は同じとは限りません。
最初は「痛みを出さず動く」ことが目標だった。
次は「筋力を戻す」。
その次は「立ち上がる」。
その次は「歩く」。
さらに「階段を使う」。
このように、
体の段階に合わせて運動も変える必要があります。
テレビで紹介された体操が悪いわけではありません
テレビやYouTube、本、SNSなどには、たくさんの健康体操があります。
参考になるものもたくさんあります。
ただ、その体操を紹介している人は、
あなたの
年齢
筋力
関節の硬さ
痛み
歩き方
バランス能力
過去のケガ
生活環境
まで見ているわけではありません。
「膝痛にはこの体操!」
と言われても
膝痛の原因も体の状態も人によって違います。
ですから
良い体操かどうかより、「今の自分に必要な体操かどうか」
を見ることが大切です。
患者さんに「何のためにやっていますか?」と聞く理由
これは、患者さんを困らせたいから聞いているわけではありません。
むしろ逆です。
頑張っている運動を
本当に自分の目的につなげてほしいから
聞いています。
例えば
「100歳まで自分の足で歩きたい」
という目標なら、
今その方に必要なのは何でしょう?
筋力かもしれない。
股関節の柔軟性かもしれない。
バランスかもしれない。
歩き方かもしれない。
体力かもしれない。
人によって違います。
目的が決まれば、やることも変わります。
体操を始める前に、この3つを確認してください

まず
①何を良くしたいのか?
足腰を強くしたい。
転倒を予防したい。
姿勢を改善したい。
肩こりを減らしたい。
ひざの痛みを良くしたい。
立っていて腰が痛くならないようにしたい
歩ける距離を伸ばしたい。
目的を決めます。
次に
②その運動は何を鍛えているのか?
筋力?
柔軟性?
バランス?
持久力?
動作?
そして、
③実際に変化しているか?
これが最も重要です。
1か月、2か月と続けても、
何も変化していない。
できることが増えていない。
歩ける距離も変わらない。
筋力も変わらない。
それなら、
ただ続けるのではなく、運動方法を見直す
必要があります。
「続けること」が目的にならないように
毎日体操を続けている。
素晴らしい習慣です。
しかし
「今日も体操をやった!」
という達成感だけが目的になってしまうと
本来の目的を見失います。
運動は
やることがゴールではありません。
運動によって
「立ちやすくなった」
「歩きやすくなった」
「階段が楽になった」
「ふらつきが減った」
「姿勢が変わった」
という変化につなげるための手段です。
「あなたに何が必要か」を確認します
船橋市三咲のA-style整体治療院/あきやま整骨院では
単に
「この体操をしてください」
と全員に同じ運動をお伝えすることはしません。
まず
姿勢
関節の動き
筋力
左右差
バランス
立ち上がり
歩き方
日常生活で困っていること
などを確認します。
そして
「何を改善したいのか?」「どうなりたいのか?」
を一緒に整理します。
その目的に合わせて
必要な施術と運動を組み合わせます。
60代から90代までの体操サークルでも大切にしています
私が毎週水曜日に行っている「介護要らず一生歩ける健康体操サークル」では
60代から90代までの方が元気に活動しています。
ここでも
「とりあえず体を動かせばいい」
とは考えていません。
歩く。
立つ。
バランスを取る。
股関節を動かす。
背骨を動かす。
足腰を使う。
それぞれ、
何のためにやっているのか
を意識することが大切です。
目的が分かると、体操の意味も変わります。
「体に良いらしい」で続ける前に
テレビで見たから。
友達が良いと言ったから。
YouTubeで人気だったから。
それをきっかけに運動を始めることは、とても良いことです。
ただ、そこで一度考えてください。
「私は、この運動で何を変えたいんだろう?」
目的が違えば、必要な運動も違います。
毎日頑張っているからこそ
その頑張りを無駄にしないでほしいと思います。
船橋市・三咲周辺で
「自分にはどんな運動が必要?」
「毎日体操しているけれど変化が分からない」
「足腰を強くしたい」
「転倒を予防したい」
「100歳まで自分の足で歩きたい」
という方は、A-style整体治療院/あきやま整骨院へご相談ください。
体操をすることが目的ではありません。
その体操で、あなたがどうなりたいのか。
そこから一緒に考えていきましょう。





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